なぜ男が女になりたがるのか

なぜ、男に近ければ近いほど、トランス女性は女性ですと呼びかけるのかという謎

なぜ、男が、男の体のまま、女の領域に入りたがるのか不思議だった。

それは、trans genderの言葉の意味通り。transが「越境」という意味である通りだった。

男には、男の領域がある。女には入れない(例:土俵。山。神社)。男には女の領域に入れないという建前がある。

女が土俵に入ろうとすると、物理的に排除される。男が、女の領域に入ろうとすると、物理的には排除されないが、公の力によって排除される。

そして、それを許せない男がいる。

女嫌いが強いと、女にも女のための領域があること自体が許せず、憎しみの対象になる

ドクター差別が示すように、男が入れない領域を女が持つこと自体を許せない男がいる。彼は、自分を女だと言って、女性専用スペースに入る。ミソジニー(女嫌い)が強いと、女が安全に過ごす場所があること自体が、認められないのだろう。

弱った女は支配しやすい

女にはいつも傷ついて、弱っていてほしいという欲望が男にはある。それは、大昔、泣きゲーというジャンルで、アビューズされた女性ヒロインが量産されたことからもわかる。傷ついて弱っていると、支配が容易である。そのため、女が健康で、安全に過ごし、安心して、自己肯定感を育むことを阻止する。自己肯定感が育まれた女は支配が容易ではない。

男は、そうした女を憎む。「強い女」と呼んで、健康な女をいじめつくす。自分たちを弱者男性と呼ぶ。そして、同情を誘って、被支配層が、正常な判断をできないように感情に訴えかけてコントロールする。これは、カップル間のモラハラの手口でもある。

男は、女の領域まで完全に支配したい

男には入れない領域があると、その場所では、女を支配下に置けていないことになる。

また、支配下に置いていない間、女が健康に過ごすこと(それ自体が反乱)を防ぐために、男は、トランスという切符で、女性の領域に越境することが必要だ。

越境とは完全な支配

初めから、trans、つまり越境することを彼らは主張していた。そのままの意味だった。わたしがなぜ、そのままの意味を理解できなかったかというと、同情心に訴えかけられ、幻惑されていたからだ。ごまかしがあった。

トランス女性は女性です、という言葉は、男が男の体のまま、女性の専用スペースに入るという意味を持つ。女が、非男の領域すべてを投げ入れられているのだから、GIDが性別適合手術を受けることで、社会的に女として認められるのは道理がある。not man is woman だから。

元に戻れないほど、治療が進んでいる人ほど、女性の立場に立つのが不思議だった。not man is womanだ。彼らは男の体ではなくなってから、女性として生きている。

なぜ、GIDがくたばれGIDと言われるのか

GIDが「くたばれGID」とまで言われるのは、トランスジェンダーを主張する人たちにとって、彼女たちが都合の悪い存在だからだ。彼女たちは、その身体でもって、手術されなくては女にはなれないという前例を作ったので、女の領域への切符だけがほしい人たちには、都合が悪い。

「ときどき女」になりたいという欲望は、女のセーフスペースを破壊したいという欲望だ。彼らは、女のセーフスペースの存在が許せない。ペニスがなければ、男は、女を侵略できないという意味付けを男たちはしているから、侵略を目的にしている限り、ペニスが付いたまま女のスペースに入らなくては、侵略が達成されない。それでは意味がない。だから、男は、「トランス女性は女性です」と言わなくてはならない。

ときどき女になりたいという欲望

「トランス女性は女性です」の意味は、女の領域への侵略の宣言だ。トランス女性はTSつまり、トランスセクシャル以外を含み、ペニスがある人間を女性に含めようとしている。そうした上で、男が、ペニスを暴力とセットに意味づけているのだから、ペニス付きで女になれば、男にいつでも戻れるように可塑性を保った状態で、女になれば、完ぺきな女の支配ができる。

内心は誰にも点検できないことを逆手にとって、女への憎しみを達成するために、男のまま、女の領域に行き、男の体の存在自体で、その場所を破壊する。

越境による支配

二項対立を破壊し、社会的構築物である性別の意味をなくす、ことの意味しているのは、女の文化の破壊だ。たしかに、そうすれば、差別をやめろとは女も言わなくなる。完全に支配されてしまうのだから、見た目上、差別や暴力や加害はなくなる。

トランスジェンダー自体が、女を完膚なきまでの支配下に置くことを意味している。トランスは越境や超越という意味だ。男の体のままで、女性専用スペースに入る切符だ。そのために、女たちが「安全のために女湯や女子トイレに入らないでほしい」と訴えたのに、「権利の侵害」「差別」と退けていたのは、筋が通っている。

男は安全なままだ。男が女の領域に入っても、何の危険もない。また、トランス女性だけでなく、リベラルや左翼の男性が、もろ手を挙げて賛成をして、それに異を唱える女性に過剰な攻撃をしていたことにも納得できる。

攻撃は、支配したいという欲望がそのまま表れていた。支配したければしたいほど、攻撃的だし、攻撃的な人間だから、支配したがる。表裏一体だ。

議論すれば、これらの欺瞞に気が付かれるから、「議論自体を差別だからやめろ」とののしっていたのだ。

男性は、女性を支配するために、トランス女性を使った。男は何一つ痛手を負わず、女性を支配する。

彼らは、侵略すること、すべての場所を支配することを権利だととらえている。それが叶わないことを差別だと思っている。女をどこまでも見下しているから、女が健康で安心して過ごしていること自体が許せないのだ。トランスは越境だった。確かにそうだった。最初からずっとそうだった。トランジェンダリズムとは、越境を通して、女性の最後の場所を奪い去る運動だ。

c71の著書

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なぜ男が女になりたがるのか」への6件のフィードバック

  1. ご自分ではよく考え抜かれた会心の一文なのかもしれませんが、久々に、こういう憎悪と偏見に満ちた文章を読みました。過去に読んだ文章の中で一番これに近いのはアドルフ・ヒトラーの「わが闘争」です。おそらく批判に耳を貸すような余地のない、気の毒な方なのだろうなというのが率直な感想です。

    1. あなたも気の毒な人ですねーヒトラー?
      すごい侮辱ですね
      あんまひどいと訴えるかもしれませんよ?
      松山はいいところなのに。
      自分で反論記事ても書けばいいじゃないですか
      説得力があれば読んでもらえますよ?
      書けないの?笑
      何が偏見で憎悪か自分でかいて他の人に読んでもらった方が有意義ですよ?

  2. c71さん、鋭い指摘です。私もずっとそう思っていました。考えてみれば、女性で通るほどの整形をしているトランスなら、つまり女性域までほぼ達してしまってる人なら、特にトランス云々の計らいは必要ないわけです。「彼女」たちは黙ってれば女性で通ってしまうわけですから。特別な計らいが必要なのはどう見ても男に見える男性器を保持したままの自称「女性」です。

    彼らの目的は最初からトランス云々じゃない。LGBの人たちは騙されているのです。こうした女装男たちは大抵が異性愛者で、女性に性欲を覚える奴らです。彼らは自分は女性でレズビアンだとか訳の解らないことを言って男性器を持ったままトランスに同情的なレズビアンを強姦しようとまでするのです。もうそういう例はいくらでも出ています。

    トランスの目的が完全なる女性支配であることは間違いありません。我々はそのことを強調し、決して奴らに女性の空間を侵略されないよう常に戦う必要があります。

    1. 全く同意見です。
      バカに絡まれて疲れてたので休んでいます。
      わたしの論のどこがおかしいのか具体的に指摘できないバカばかりでうんざりします。
      苺畑さんが力強く一緒にといってくださってほんとに心強いです。

  3. トランスアライって本当、ターフ!アホ!バカ!差別!しか言わないよね…
    どうしても男性器を女性用スペースに入れないと気が済まないんでしょうね。
    本当に入りたければ男性器を取ればいいのに。

  4. >なぜ男の体のまま、女の領域に入りたがるのか。
    「異性装により本来であれば入ることができない隠された園に入り込み受け入れられる」というのは性的ファンタジーの中でもそれなりに大きいジャンルの一つ(ド直球にそういう設定のアダルトゲームですら一つや二つではきかないだけ存在する・・・・・・もちろん男女逆もある。オルフェウスの窓のユリウスだとか、薄桜鬼だとか)だと認識していたから、そういう要求が通りつつあるということを知ったときにめちゃくちゃぎょっとした
    その欲望は性的ファンタジーを充足したいという欲望ではないといえるか
    私もまたそういう性的ファンタジーを持っているからわかってしまう

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