zozosuitの衝撃

ゾゾスーツは、アパレルの常識を変えるだろう。

なにしろ、ボディのデータが、その人の年代、ブランドの好み、いくら服に使うのかの情報とひもづいて、手に入るのだから。

今まで、洋服は、ブランドが手探りで、サイズやパターンを作ってきた。

それがどうだろう。

今後は、手探りじゃなくて、実際のデータが手に入るのだ。

ゾゾスーツが、伸縮センサーじゃなくて、ドットを読み取ることにしたのは賢い。

センサーはバラバラにして盗まれる。そして、Bluetoothの規格が変わったり、壊れたりしたら、そのコストがかさむ。もちろん、センサー自体も高い。だから、先の見通しが高い。

それを、スマホでの写真で位置情報を得ることにしたのだから、ゾゾスーツはこれから、世界中に、いろいろな分野に進出するだろう。

医療の世界でも役に立つだろう。義肢にももちろん使えるばかりではなくて、手術するときにも前もって体の情報が分かっていたらきっと便利だろう。

ベーシックアイテムを網羅すると言っていたので、ユニクロはかなり危うくなる。

各ブランドは、顧客が実際に求めている服を作るために、スタートトゥデイと提携せざるを得なくなる。そこから入る収入もかなりのものになるだろう。

既存の技術を組み合わせて、安価で新しいものを作る。素晴らしい。わたしにもっとエンジニアとしての力量があったら、絶対に参加したい企業だ。

服の解放だ!

わたしは太っている。鏡を見るとうんざりする。でも、服の厚み、パターン、ラインによっては、ずいぶん印象を変えることができる。印象を変えると、自信がついて、太っている自分も悪くないと思える。

服というのは、自分に対するイメージを変えるものなのだ。自信を持たせ、人生を明るくする。

三十代以降の女性は、体の形が多様化する。

入ればいいと無理やり押し込んでいる人もたくさんいるだろう。

それが変わるのだ。

おまかせ便の精度も上がるだろう。

あれはとてもいい。勉強しなくても、トレンドあった服を提案してもらえる。実際、段ボールを開けるときには、クリスマスのプレゼントを開ける子供のようにわくわくしている。わたしのために選ばれた服!わたしが知らない世界への扉。

すでに二回、お任せ便が届いた。

一回目はパーフェクトだった。体のラインをきれいに見せ、わたしが買おうと思わない、けれど、自分を美しく見せる服が入っていた。

二つ目はがっかりだった。選ぶ人の力量によるのだとわかった。

今まで販売員として、安く使われていた人に、雇用の可能性が増える。

店頭に立たなくても、服を提案するセンスが、この先必要になる。

世の中が激しく変わっている。今まで評価されていなかったものが、お金に代わる。

たいていは、人間でしかできないこと、つまり、センスが必要とされる。

服の販売員は、今まで、その力を安く使われていたと思うけれど、服の知識や、選び方、イメージする力が、これで生かされる。

その多くはきっと女性だ。女性が家でできる仕事が増えた。

これも喜ばしい。スタートトゥデイの社長は、高卒で、それから企業をしたそうだ。

システム屋さんなのかなと思う。

c71の著書

スポンサーリンク
広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください