ヒラリー落選からわかる、バックラッシュ

バックラッシュが起きた。
わたしは今、非常に悲観的な気分でこれを書く。
黒人差別よりも、女性差別が、克服するのが難しいことが分かったからだ。

ヒラリーが落選した。これから少なくとも四年は暗黒の時代を迎える。
オバマ大統領が働いていた間、もともと差別する側であった白人男性が不満を募らせ、既得権益を取り戻したいと願っていたのだ。
そして、ヒラリーとトランプの選挙の結果が出た。

差別する側は、差別していた相手が対等になると、自分が「差別された」と思う。
そして、それを不満に思う。

黒人であるオバマがアメリカのために働いている間、白人男性は蚊帳の外に置かれていたと思っていたのだろう。

アメリカでも、黒人差別を乗り越えて黒人を大統領にすることができても、女性大統領を生み出すことはできなかった。

ヘイトが日本だけでなく、アメリカでも横行し、様々な国が政情不安になるだろう。日本ももちろん政情不安になる。

日本会議が、「家族主義」を打ち出した結果、親の虐待から逃げられない子供が増え、自分の人生を生きられない人が増える。

障碍者、病人、弱者、そういった人たちが生きられなくなる。

わたしたちは、この世の中を何とか生き延び、揺らぎながら世界が進歩していくことを祈るしかない。

c71の著書

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