洋服の整理をしていて、まだ着られる服がたくさんあった。着られると思うと捨てられない。
捨てられないけど捨てたい。
それで、だいぶ捨てたのだけど、コート類など、大きいものは気持ちとして捨てにくくて、何かいい方法がないかなあ、と思っていた。
そうしたら、ツイッターで、DVシェルターに寄付したら?とアイディアをもらった。
それだ!
と思って、調べたけれど、物品支援を受け付けてくれているところは少なく。
そりゃあ、そうだ。お金の方が良いし、シェルターの場所につながる情報は秘匿したいに決まっている。
でも、ウィメンズネット・こうべさんはメールアドレスを公開してくださっている。
だもんで、画像でこんなものを送りますよと添付して、メールをして問い合わせたところ、受け入れてくださるということだった。
もちろん、綺麗な状態の良い服だけだけど。
買ってから、着なかったりサイズが合わなくなったりイメージと違った服って、けっこうたまっているものだ。
着古した服は捨てられないけれど、状態が良い服はなかなか捨てられない。
そうしたら、気分がとても楽になって、これもこれも、送りたい、という気持ちになって、捨てるときよりも晴れやかな気持ちで、迷っていた服も入れることができた。
洋服の整理をするのは過去の自分を整理することだ。
前向きに整理するだけじゃなくて、だんだん楽しくなって来た。どんな女性が来てくれるんだろう?やっぱり、コーディネートしたいなあ、とか。そうしたら、これも入れたいなあ、とか。
欲と執着を捨てられない自分がいやだったのだけど、プレゼントするんだ、と思ったら、楽しい気持ちになって、あっさり、これはいらない、と決められた。とても気分が楽になった。
わたしは社会常識がないから、自分では綺麗な状態と思っていても、そうじゃないのもたくさんあると思う。
だから、迷惑なこともあるだろうけど、こういうことができるようになってよかった。
段ボール二箱分の洗濯をして、それが一日でできる自分も、前から考えると成長したなと思った。
洗濯が苦手だったから、できなかったのに、こういうこともテキパキできるようになって嬉しい。