味のある皮膚 文学フリマエー62

わたしはアトピーの後遺症でシミがあります。
気になる人もいるようですが、わたしにはどうしようもない。
病気だし。
手入れすればいいという問題じゃない。手入れで治ればいいんだけどね。

人前に出ることが多かったり、会う人数が多い時にはいろいろ言われていたので、気にしてました。
今は身近な人間がいないので、言われません。言われたところでどうしようもないので、言われないほうがいいです。
言われなかったら気にならないし。

カメラマンが言っていたのですが、海外の一流モデルは、アウトドアで遊ぶのでシミが多いとのこと。でもそれは、「味」「風合い」との評価で、値段が高いんだって。

わたしはそれを聞いてとても救われたのです。
真っ白いしみのない完璧な肌って憧れますが、生きていたら、傷を負うもの。
戦った証なんだって言ってもらってうれしかったこともあります。

人が戦って傷を負ってそれをあざ笑う人にはなりたくないし、それをわざわざ「傷がありますね」って言ってくる人は最低だと思う。
変えられないことだし。

わたしはシミもきれいだし、顔だちもきれいだし、性格や雰囲気がいいって言われたいな……。
ぶすって言われても自撮りは楽しいからしていこうと思います。

c71の著書

スポンサーリンク
広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください