ふざけている、という概念がなかった。
子どもに使うくらいしか使ったことがないのだけど、大人にも使うんだなと思った。
飲み会で、若い女だけをカラオケに誘ってさだまさしをうたいながら覗き込みながら指さしてくるおっさんに対して使うとか。
待ち合わせに三十分以上遅れてきて謝らない男とか。
そういう時に使う。とても便利。
状況をありのままに見て、不思議だなわからないなと思うんじゃなくて、「この人馬鹿なんだな」「ふざけているんだな」と思ってもいいんだということ。
何か理由があって馬鹿のふりをしているに違いないと忖度してあげる必要はなくて、ただの馬鹿。その場合がとても多い。
さだまさしは悪くないけれどサライ、スバル、マイウェイ、はましょー、さだまさしあたりを何世代も若い女に歌うおっさんはふざけている。文脈を読めていない。そういうおっさんはふざけている。
嫌いな奴不可解な奴不快な奴は、人の気持ちをおもんばからない時点でふざけている。わたしに何の利益をもたらさない。だから、「ふざけている野郎」の箱に入れて、二度と取り出さない。わたしが親切にしてやる理由は一つもない。ふざけている奴に限って、意外そうな顔をする。もてなされるのが当たり前だと思っている。害虫は排除だ。
スポンサーリンク
広告