発達障害の人は学力をつけるべき

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この記事すごくよくできているので、張ります。

発達障害や精神疾患を理解するには、目に見えない抽象概念を理解できるだけの理解力が必要になります。見かけしか理解できない人には、理解できません。当事者の学力が高ければ、理解力の高い職場につくとこに有利です。

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学力をつけると「何が起きているのか」把握しやすくなります。

それは、世の中で起きていることだったり、自分の周りで起きていることだったり、自分自身に関することだったりします。

周りを俯瞰してみるためには、学力がどうしても必要です。

大量なデータを処理して、パターン化するということが、勉強の本質だからです。
その訓練ができると、自分自身にも適用できるようになります。

また、専門的な領域ほど、共感ベースで動くことが減るので、精神的な負担も減ります。
専門職だと、立場が安定するので、かえって働きやすいと思います。
人間的な失敗を重く見られることよりも、仕事で評価されやすいと思います。

障害を持っていれば持っているほど、学力をつけると、抽象的な概念が理解でき、世の中に適応しやすくなります。
それは周りの人間が変わるせいもあります。
学力が高くなると、学力の高い人間に囲まれる可能性が増えます。同じレイヤーの人は引き合うのです。

自分自身をメタ的に理解できるようになると、何が起きているのか、自己モニタリングしやすくなります。
自分の状態が把握できないと、ケアもできないし、自分に何が必要なのか、繰り返しやすい失敗は何なのか、反芻しにくくなります。

わたしはいつも、一日に起きたことを振り返る習慣があります。
だから、前に進むことができるのだと思います。
前に進むというのは、現実に起きたことを抽象化して、データ化し、パターンとして記憶するということです。

失敗は起きますし、それを防ぐことはできません。でも、一度起きたことは、覚えて、次回に生かすことができます。

「勉強はできるのにほかのことはできない」と言われてきました。ほかにもそういう人がいると思います。
でも、それは無視してよいと思います。

勉強に限らずできることを伸ばしていくほうが、お金につながりやすいのです。
できないことは、お金を稼いで、その分で、対応していったほうが効率が良いし、二次障害になりにくいと思います。

お金を稼がないと、話が始まりません。
お金は自由の源です。

お金を稼ぐには、どうしても、専門職に就かなければなりません。

なぜなら、そうでなければ、共感を必要とする仕事、場の空気を読む仕事に就く必要が出てくるからです。

特に、女性の場合は、すぐ就ける仕事は、単純作業か、接客に限られます。
単純作業の仕事は、人間関係が密になりやすいので、発達障害の人には、案外向かないのではないかと思います。

わたしは勉強が得意だったので、プログラマーと、塾講師にたどり着くことができました。
プログラマーになったのは、診断前だったのですが、比較的発達障害の人に向いた仕事だったと思います。

そのほかに向いている仕事だと思うのは、法律関係の仕事です。

社会のシステムに関する仕事は、人と人との共感ベースのやり取りとは違うので、適応しやすいのではないかと思います。

パートタイムの仕事、単純作業と言われている仕事は、実は人間関係が難しく、マルチタスクが求められ、細かな注意力を必要とされる仕事が多いので、実は専門職よりも続けるにあたって、ハードルが高いのではないかと思います。

だから、学力をつけ、できるなら、できる限り専門的な仕事に就くことが大事だと思います。
あれもできない、これもできないと思い続けるよりも、「これだけはできる」という自信もつきます。
自信は自己肯定感を保つ上で、とても大切な要素です。
それは、人生の質を上げます。

生徒に対しては、常にそういう気持ちで対応しています。

c71の著書

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