妊婦から見た「お母さん二人いてもいいかな?」について

いろいろもやもやが続くので、また書く。

一番釈然としないのは矛盾だ。
子供たちのアウティングを避けるために、カミングアウトしないという話なのに、そのくだりも含めて本を出している。
婚姻制度を否定しているのに、疑似婚姻届を出す。
家族扱いされないっていってる。
結婚したい人に結婚の自由を、と言っている。
じゃあ、婚姻制度がどうというわけじゃなくて、婚姻制度を実現していたいんじゃない?
でも、そうじゃないといっている。
矛盾。

矛盾点をいくつか挙げていくけど、矛盾しているから以下の部分はうまく読めないと思う。
破たんしているから何度読んでも意味が分からない。
制度上の話に絞るけど。

婚外子差別のことにも触れているけど、制度上の話なら家制度に触れないとおかしい。
でも触れていない。同性婚は大賛成、婚外子差別のお祭り差別には乗りません、というのも矛盾だ。
中村さんの頭の中には結婚するかしないか、という話しかない。
権利を認めるのが大切?という言い方をしているけど、この言い方はおかしい。権利は認めるものじゃないんだよね。権利はあるものだから、権利が侵害されているかしていないかというのも。
どっちなんでしょうか。
婚外子差別があるから仮に同性婚制度があったとしても、結婚していない、と言っている。
わたしも何を書いているかわからないけど、本が矛盾しているから、仕方がない。
(同性婚ができたら、すでに生まれている子はもちろん婚外子にならない。また、婚外子に自分の子がなろうとなるまいと、差別はいけない。そして、自分の妻のことを「妻」っていっているんだから、やっぱ結婚したいんだろうな)
矛盾している本の矛盾点を書いていても、うまく書けないから、このへん自分でもうまく書けないけど。

わたしのために子供を産んでくれてありがとう、これで先に安心して死ねるというシーンがあるんだけど、これもおかしい。サツキさんは、子供のために生んだんだよね。

だってこれさ、六帖さんが「子供を産んでくれてありがとう。これで僕は安心して死ねる人生を用意してもらった」といってたら、おかしいよ。

わたしは、自分の子供を生むけど、籍を入れるつもりはない。
「もともと権利がある人だから選べるんだよね」と言われたらその通りだけど、家制度に反対だから。簡単な話だ。
家制度に反対なのか、制度に乗っかりたいのか、その違いは大きいのに、ポジションをいくつもとってる。矛盾している。
こちらは、意味が分からないからスルーしてしまう。そして、読みたい部分だけを読んで、安心したいと思ってしまう。そういう商売だなと思った。
なんか主張するとき絶対に言いきらないで、逃げ道が用意されているんだよね。だから言葉数が多くなって読みにくくなるんだ。

また男性について種馬扱いを崩さない。男にも人格はあるんだよ。

この本を読む超人しか子育てできないのかと思わされる。
別にわたしにも夜通し起きている体力なんてないし。

産後に弱っている人にああいう言い方したら自尊心削れる。わざといっているのかな、と思う。
サツキさんに無職のおばさんっていっているし。

亡くなった人を婚姻届けの証人にしているのも、亡くなった女性の人格を認めていないから怖いと思う。
もちろん法的に根拠のあるものを求めていないというのはわかるんだけど「この人ならきっと認めてくれる」というのは故人の人格を踏みにじっている。理想化されてもね。

c71の著書

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