心と体と頭がすべて強い人はいない。
でも、世の中に適応するためにはすべてがあたかも強いふりをしないと適応できない。
弱いところは強いところでもある。
世渡りがうまい人は、自分の弱さを認める強さがない。
だから、問題に気付かず、本質的なところにたどり着けない。
社会的には強いけれど、本質を見るためには弱い。
社会的に適合できない人は、自分の弱さを認められる。
自分のわからないこと、困っていることにフォーカスする機会があるからだ。
困っていなければ考える機会もない。
世の中はいろいろな人でできている。だから、本当は弱い人を排除しては、世の中の秘密にたどり着けない。
変わり者だとか、挫折した人だとか、「普通」じゃない人が、世の中を陰で動かす。
それは、世界の秘密にアクセスする動機があるからだ。
世渡りがうまい人が行き詰まるのは、自分自身について精査する機会も動機も持たなかったので、それをやる練習が欠けているからだ。
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