わたしと運動との関わり

面白かったブログ

こちらのブログは、定型の人の方を研究する、という視点の逆転が面白かったです。

こちらのブログのエントリは、自閉症スペクトラムのお子さんを持った方のお話です。
わたしの読んだ感想は、「でも、親は愛してるんだから大丈夫だよ」という浅はかなものがまずあって、その次に「こんなにおかあさんにいろいろ考えてもらっていいなあ」ということが次で「いやいや、わたしも結構運動させてもらってたなあ」と思いました。

わたしが今までしてきた運動は、水泳、クラシックバレエ、ヨガ、ピラティス、ストレッチ、剣道です。

水泳が一番苦手でした。走るのも苦手です。自分の体を効率よく動かすのが下手なので、うまくいかないし、人と競争するのが苦手でした。

あとの残りは全部向いてました。
特に、今思うと、良かったのは、年齢層がバラバラなグループに入れたことだと思います。

同年代の固まりに入れられると、まず、定型の人たちは「同質性」を確保しようとするので、異質性のあるわたしはうまくいきにくいです。

クラシックバレエは、決まった動きを毎回同じようにやることや、音楽でタイミングを読むことができる、他の人と仲良くする必要がない、ことが楽しかったです。
年齢がバラバラなので、下手でも目立ちにくいというか、自分のペースでできるというか。でも、年齢が上がるにつれて、要求されるものが増えたのでやめました。大人になってからはじめました。

ストレッチをクラシックバレエで覚えたので、二十年ぐらい続けてました。今はやっていません。働くようになってからやっていないです。太りました。

ストレッチをするようになってから、運動がそこまで嫌いじゃないというか、ゆっくりなら体を動かせるという自信や、柔軟性がついたと思います。体の緊張がわかりやすくなったり、痛みについて理解できるようになりました。痛みの説明を言葉でできるようになって、コミュニケーション能力が上がりました。

次にしたのが剣道です。剣道は、比較的他人との同質性が低い運動です。それでいて、動きは、自分のペースででき、単純で、戦略を練ることができて、頭で考えるタイプの自閉症スペクトラムの人にはぴったりです。人と目を合わせないことは問題になりません。相手も面をかぶっていますから。

みんなと足並みを揃えることも、ルールの枠内でされるし、比較的合理的なルールが多いので、集団行動でも、戸惑いにくかったです。

何が起きるか予測しやすい世界です。強いものが偉い!わたしは弱かったのでいじめられました…。

それと、年上の人が多いので、多少変でも面倒見よくかわいがってもらえます。特に、男子だとそこから就職まで全部、面倒を見てもらえるので、いいかもしれません。たいへんかもしれませんが、あらかじめ「あいつは少し変わっているから…」と思われていても、「でも、強いしまじめだ!」だけで通っていける世界です。

ヨガとピラティスも修行系の運動です。
これも、自分の内面に対してアプローチしていくタイプの運動なので、比較的はじめやすいと思います。他の人の動きは目に入ってきにくいし、なんなら、目をつぶっていてもいいです。

わたしが通っている教室は、他人にあまり干渉しないタイプの人たちですが、それでも何年も通っていると、年上の人と世間話したり、あいさつしたり、「若い人はいいわね」とかわいがってもらいやすくなります。

つまり、わたしにあった運動は、動きが決まっており、反復的で、自分の中で考えてすることができて、周りの人たちが、とても年上だったり年下だったりする、混成グループのときに、うまくいくようです。
そうすると、わたしが多少異質でも、あまり問題にされず、「若くていいわねえ」「これからよ」のような言葉の中で過ごせます。

追記
ヨガもピラティスも静かな中で、できる運動です。
また、動きもひとつひとつ細かいところまで言葉で説明してもらえます。
だから、わたしでも、体の筋肉を意識して運動できます。
だから、ヨガとピラティスはおすすめです。

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