畑を耕すように

生徒さんに、「勉強は何の役に立つの?」と聞かれました。

数学のベクトルと物理を組み合わせれば、効果的な力のかけ方がわかるので、女の力でもかなりのパワーが発揮できるので、DIYの役に立つ。化粧品の裏面を読んで理解することができる。水素水に騙されないで済む。化学をしていたら、何が有害かわかる。
生物をとっていたら、医療方針を自分なりに考えることができる。歴史を勉強していたら、今の世界情勢の下地がわかるようになるし、社会をとると、経済にも強くなる。現社会をとると、自分の立ち位置がわかるようになる。地理と歴史を知っていたら、旅行が楽しくなる。
数学を学ぶと、考え方や人への伝え方がうまくなる。古文を読めれば、教養がついて、本を読むときに面白さが倍増する。

というようなことを話しました。勉強というのは、興味を持つための下地をつける作業だと思います。種を植えるようなものですね。
そして、勉強を通して、自分の中身を耕すような役割があると思っています。

豊かな人生を送るためには、他人の言うことをうのみにするのではなくて、騙されないようにすることも大事ですし、情報の取捨もできるようになることが大事です。そして、なにより、何かに興味を持って、それを楽しむことも大事だと思います。
趣味は趣味、と片づけないでバッグボーンを理解したうえで、取り組みことも趣があります。
だから、勉強は、つながらないものをつなげるという素晴らしい役目があると思っています。

勉強をしていなかったら、興味を持てなかったことに対して、興味の芽を植えられるんだと生徒さんには教えています。それは、学生時代が終わった後に花開いていくのだと思います。

c71の著書

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