文学フリマ大阪の熱気は素晴らしかった。
お客さんも「参加者だ。盛り上げたい」という人が多くて、コミュニケーションをとろうとして、話しかけてくれたり、それも、失礼なことを言う人がひとりもいなくて感動した。
大阪の人は人との距離をとるのがうまいなあ、上品だなあと思った。
精神障害の本なんて出していると、初対面なのに、根掘り葉掘り、障害のことを聞いてくる人がいる。
わたしはちょっとやだな、と思いつつ、断れないでいた。東京では人数が多いせいももちろんあるけれど、人との距離がとれずに、初対面なのに、失礼なことを言ったり、障害者だからといって何もできない人と決めつけて来たり、侮蔑に近いことを言ったりするひともいるから、それがひとつもない大阪はすごいと思った。
でも、大阪の人は、障害者に優しかった。踏み込んだことを聞いてきもせず、柔らかい立ち位置で、わたしの話をゆっくり引き出してくれた。
本当に、人が素晴らしかった。出展者の方もみんな優しくておっとりしていた。
大阪の人はちゃきちゃきしているイメージがあったけれど、お菓子をくれる人がいたり、出展者も、値段付けが100円だったりただだったりして、手に取りやすい値段でみんなとシェアする、お祭りを楽しむ、というスタンスの人が多かった。強引な客引きもなくて、全体的にほんわかした雰囲気て過ごせてとても楽しかった。
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