薬は万能な魔法じゃない

薬というのは補助だ。
病気というのは生き方だ。
過酷な人生をだれもが歩んでいると思うのだが、その結果、負担の結果として、病気になる。
そして、その病気を意識したときに、初めて「何とかする不都合だ」という風に認識する。
女の人は冷え性に悩むけれど、実は男性も冷え性の人はいるはずだ。
でも、男性は冷え性を認識しないのだ。
だから、それを解決しようとしない。
女性はそのことを悩む。そして、何とかしようとする。
病気とは認識の問題なのだ。

不具合を認識すること。
そして、薬はその保護だ。

わたしには気分障害があるから、その薬を飲む。でも、それだけでは解決しない。
気分に騙されて、現実を気分に塗りつぶされないように、気分と行動を分ける、習慣を守ることが大事になる。
病気が悪い時には薬を定期的に飲むことができなかった。
生活が荒れていたから。
最初の会社に勤めた時は、使えない人間で、気が利ないし空気が読めないから、周りにとっても自分にとってもよくなかった。

仕事を辞めたら、喘息も治った。なりかけだったからだと思う。
病気に向き合うというのは、人生を見直すことだ。
薬は、その手伝いをしてくれたり、決断をするためのコンディションを整えてくれたり、自分が苦しいことを教えてくれる。
でも、気分は、自分をだまして、気分が、「自分の人生は意味がなく、存在もないほうがいい」という風にのっとってくる。
それを、何とか回避したい。

そのためには生活習慣を整えて、体からアプローチすることが大事だ。
生活を変えたら、いちいち、気分によって、今日は働きたくないとか、調子がいいとかに惑わされずにやるべきことができる。
仕事での疲れ方を考えると、気分次第で、能率も変わるし、楽しさも疲れ方も変わる。
だから、気分に流されるんじゃなくて、前向きに、気分をコントロールしたい。
気分は大切だというのは、気分任せにするのではなくて、気分を制することが大事なのだと思う。
薬は、自分の現実と、気分を分けることの手伝いをしてくれる。
気分を整えて、そして、生活を整えるための準備をしてくれる。
だから、薬を飲むことは頼ることじゃなくて、前向きなことなのだ。

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