ツイッターでhinaさんからリプライをもらって考えた。
彼氏は田房さんの本の題名を見て、「この人エロい人なの?」って聞いた。「この本エロい本なの?」後者の質問の意味はわかった。前者の質問の意味がわからなかった。
「え、どういうこと?」って聞くと、「なんで、風俗について調べようと思ったのかなあと思って」「いや、エロい人ってのがよくわからんのだけど」「うーん」
本人もよくわからないらしい。
「c71ちゃんってそういう人なの?」
そういう人ってどういう人なのかと思ったら、エロいことが好きだから、風俗について調べたりするのかな、って思ったらしい。
いや…エロいことは好きだけど、わたしはエロい人じゃないし、エロいから風俗のことを知りたいわけじゃなくて、純粋に好奇心があるからだよ…。好奇心があるのはそんなにへんかい?街にいろいろあるの見てて、自分には一切関係がないのに関係ある、あの世界のことを普通にニュートラルに知りたいってのは普通のことでしょ…。
風俗のことを知っても、ドキドキしたり興奮したり、こんなサービスをしてみたいとか思わないよ…。男の人にこんなエロいことをしたいとか、お客さんとりたいとかあまり思わないよ…。しかもお金もらわないでしないし…。しないし…。意味わからないよ。
わたしは卑猥ってこともよくわからない。にやにやセクハラしたり、下ねた話す男の表情は卑猥だと思うことが多いけれど、性行為自体が卑猥だとは思わない。
サービスしている人の方は、毎回のことだから、うわ、まじ、エロ!とか思いながらしているとは思えないですし…。
わたしは毎回教えながらうわ、まじわたし天才、とか思っていますけれど…。
知りたいってのは、強い欲求だから、なぜ、今まで、風俗の現場の取材を女性がしなかったのか、って思うくらいだ。
エロとか、エロじゃないとか、そういうことじゃない。わたしは知りたいんだ。
大人になって、セックスがこんなにも大事なことだとは知らなかった。やって、はい、終わり、ってわけにいかないのね?パートナーは人生にとっても重要な存在で、関係性も愛もメンテナンスが必要で、メンテナンスの一環としてのセックスがあったり、しなかったり、しないなら、しないなりに考えてないといけないのね。
黙って考えないなんて、わたしにはあり得ない。
hinaさんによると、エロい人がセックスワークをしている、とメディアが紹介している、ってのも「エロい人が働いているのイメージを作っている原因だそうだ。それが、エロい、ってのがよくわかんないままでも、素直にそうなのかーと思う人には、説明になるんだな。
hinaさん説だと、お金のために、セックスワーカーが働くってのは、タブーで、性風俗を利用している自分への嫌悪感があるからだ、ということらしい。
お金のために、寝てくれる人と、愛を育むのって悪くないと思うんだけどなあ。
わたしは塾で教えていて、お金の関係だけど、生徒さんに愛情はある。愛情があるし、ないときもある。いつも愛したいと思って接客している。その人のためになることを考えるし、それで、なおかつもうかれば良いなと思って働いている。
まあ、わたしが思うだけだとなんの解決にもならないのだけど。
セックスワークが、もっと公に認められて、普通のことになれば良いのになあと思う。
そうしたら、お金が介在しても愛情みたいなものがあるって、信じられるようになるし、後ろめたさもなくなるし、風俗に行くことが浮気だってことがはっきりするし(浮気が良いことか悪いことかわからないけど)、人間相手だってことが普及したら良いと思う。