自分と他人の境界線

自分の親密圏に入ったと思ったとたん、態度が豹変する人がいる。
なれなれしくなったり、傷つけて来たりする。

そういう人に会うと思わず「この人はえらいのだ」「えらいからこういうことをいうのだ」「自分にはわからないなにか考えがあるから言うのだ」「立派な人だからひどいことはするわけがない。正当な批判だ」

と受け入れてしまうことがある。

でも、そういう人は、自他の区別がお互いについていないのだと思うのだ。

「自分の腕をたたくと痛い」「他人の腕はたたいてはいけない」「しかし、自分の一部とみなした相手はたたいてもよく、しかもいくらたたいても痛くない」と判断する人がいるのだ。

そして、「たたかれているのだが、痛くないと相手が言っているのだから、本当に自分も痛くないはず」と思ってしまうのも危険だ。
それが暴力につながるのだ。

接客をしていると自他の区別ができていないお客さんにしばしばである。そういう人たちはたいていハラスメントする。

コンビニなんて、三秒くらいのすれ違いなのに、その瞬間に嫌なことをしてくる人はいくらもいてでも逃げられない。

せめて、自分の私的領域では逃げられるようにしていたい。

c71の著書

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