屑という言葉を身につけて

屑という言葉を人に使わない人生だった。
最近、「屑」という言葉を覚えて、この人屑だなーと思うようになった。
そうすると、屑な人間という概念が生まれて、そういう人と断絶するから、生きやすくなった。
屑という概念がなかったときは、屑にもいいところがあるんだろうと思ったり、親切にしたり、どうしてもかかわってしまって、かかわると自分にも屑が伝染してしまう感じだった。要するにわたしも屑だった。

だから、人に対して屑と思うことは、品のない事でも何でもないのだなと思った。
屑とか、下種という言葉を知ったので、これからは身を守れると思う。

ダメなものはダメだ。近づいていけないものはいけない。
それがいつでも守れないけれど、できる限りしたい。
でも、してしまった場合は仕方がない。そういうのを我慢できなかったんだと思う。

人を屑か屑じゃないかで分けて、「普通の人」だったら、話してもいいし、話さなくてもいい。
でも、屑のことを内心で屑だなと思うことはためらわなくていい。

c71の著書

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