后になるよりも本が読みたい、といったのは、菅原さんです。
- 作者: 原岡文子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/12
- メディア: 文庫
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物語が読みたいと言って、仏さまに額づいて祈ったことも、本を読みすぎなんじゃーと夢に僧侶が出てきたけど無視したところとか素敵すぎる。
ときどき、不安になって「結婚したほうがいいのかもしれない」と思うのだけど、千年前から「嫁になるより本が読みたい」といった菅原さんに憧れる。
そのあと菅原さんはいろいろ後悔して失意のまま晩年を迎えると書いてあるけど、でもあんなに後世に残る素敵な文章を書けて、帰依するような信仰も持てて、結構幸せだよなあと思います。
最近小説を読むのがつらいんだけど、更級日記なら読めそうだなということで買ってきました。
働く女性の自分史だよ!千年前の。
いいぞぉ。
菅原さんて自由でけなげでかわいい。
今は顔が悪くても年ごろになったら美しくなるんだーとか、すごくかわいい。
そのあと自分で「あまかった。馬鹿だった。」と反省しているけど。
仕事柄、進路の相談に乗るんだけど、わたしの生徒さんはたまたまかもしれないが、一生働きたいという意気込みを持っていて、頼もしい限り。
ぜひ、生きていってほしいと思うので、できる限りの力になりたい。
わたしはもう一回学生して勉強したい気持ちがある。今度は、文化を勉強する方面に行きたいな。
まあ、しばらく無理だけど。今教えている生徒さん心配だし。
一生ぶらぶら生きていきたいという希望がある。
今でもぶらぶらしているし。
決まり切ったことって何もなくて、他の人と比べると遅いとか早いとか思ったりしたこともあるけど、結局のところ、いつかみんな死ぬ。
死ぬまでに楽しく生きられるかどうかがすべて。
だから、世界中ぶらぶら歩きたい。
勉強ばかりしていて就職がきつかったから、「勉強ばかりしているのはダメだった」と思ったけど、今思うと勉強ばかりしていたのは良かったと思う。いろいろな言葉を覚えて、思考が自由になった。思考が自由になったのは当人比だし、常識がますます遠ざかったんだ。でももともと常識とわたしはあわなかったから、まあいいかなと思う。嫌なことをグチグチ書く人にならなくて済んだ。
(てことを書くと、どこかにフェミのこと書くじゃんという人が現れると思う)
自由っていうのは素晴らしい。肉体は不自由だ。だけど、肉体は檻なんだけど檻があるから自由に物事を見られたりするのでそれはそれでいいというか。
好きな仕事して好きな時に昼寝して好きな時に旅行できるから今は幸せだー。
就活失敗したけどそれはそれでよかった。
死ぬかと思ったんだけど、死にたくなるほどまじめにやっていたわたしがいとおしいわ。
新卒の就活ってある程度型にはまってないと難しいし、型にはまっていても個性がないと言われるし、面接官が素晴らしい人ばかりとも思えないから、まあいっかなーって思う。あれに乗っかって、というのは難しい。わたしには無理だ。
わたしが人生をやり直すとしたら、今でもやっぱりだらだら学生して、ぶらぶら暮らして、適当なところで知り合いのコネで中途採用でもぐりこんで暮らすと思う。一度働くとコネができるから、仕事も紹介してもらいやすいのだった。学生の時は、コネって恥ずかしかったから拒否していたけれどね。
(今の仕事はコネじゃないけどね)
勉強していたから、今の仕事につけたのは確実だと思うし、成果が出たのもそのせいだと思う。
それにしてもぶらぶら好きな時に好きな場所に旅行する幸せって何にも代えがたい。本当に幸せ。
冬の寒いときに南国で原付飛ばす幸せよりも幸せはあろうか。
人生の最高と言ってもいい幸せじゃないのか?
今度はマレーシアに行きたい。
今の仕事は、ぶらぶらしていられて、生徒はかわいいし、最高だ。楽しいし。本当に勉強していてよかったと思う。
成績を上げるのも、喜んでもらうのも楽しい。わたしは敏腕塾講師だって気になる。この前も、高三の生徒さんの現代文を一か月で20点あげたぜ。いえーい。
勉強は無駄じゃない!
(自慢で終わってしまった)