この前鍵を落としたので鍵屋さんを呼んだ。
三十分で来てくれて、十五分で開けてくれた。
一万六千円かかった。
家具を頼んだら、送料に七千円かかった。
人を一時間なり一日なり呼ぶのには、だいたい一万円くらいかかるなあと思った。
近くの英会話もプライベートレッスンだと一時間六千円かかるそうだ。
人の暮らしていける額を考えるとだいたい時給一万円くらいかかるなと思った。
管理している人に払うのはそのうちの五千円くらいとられて、実際に働く人にはその半分の五千円くらいかかる。
レジ打ちの仕事がだいたい800円くらいだから、わたしも働くまで人の単価は千円前後だと思ってた。
でも、実際には一万円くらい払うのが基本だよなと思った。
ヘルパーさんも一回来てもらうのもそれくらいかかるし。補助があるからそんな負担感ないけど。
ヘルパーさんが必要な人ってわたし以外にもたくさんいて、そういうの知らない人に、こういう情報を伝えたいなと思う。
知らないから頼めないって障壁があるから。そのあとも申請の障壁があるけど。
わたしは障害があると分かってからいろいろ調べたからそういうサービスがあるのを知った。それはわたしがそういうことにもともと興味があったから、何をどう調べたらいいのか、見当がついたからで、そうじゃない人にはハードルが高いと思う。
本を読んだり人に聞いたりしながら、自分が居心地よく暮らせるベースを作ってきた。
比較的元気な時にばーっといろいろな補助を頼んだから、今は楽だけど、頼む時には半年から一年くらい手続きにかかった。
病院で診断されるのにも一か月から二か月かかった。検査自体には一回五時間を二回やった。
それから役所でも手続きするのに三時間くらいかかった。会議も何回もあった。
家に来てもらったり、外で話したり、いろいろだ。
電話でも相談した。
比較的福祉に充実しているところに住んでいて、公務員の人も慣れていたし、たまたまケースワーカーが役所に来ていた時だからいっぺんにできた。
でもすごく疲れた。
ケースワーカーさんは変わったけど相変わらず優秀な人で、わたしを尊重してくれる。
ヘルパーさんにもいろいろ得意不得意があって、それは技術だけじゃなくて、たとえばのんびりした雰囲気がすごくいいとか、テキパキいろんなことをさっさと片付けてくれる人とか、いろいろある。
タイミングもあって、のんびりしている人とつきあいたいときとか、テキパキしてくれる人がいいときとかある。
そういうのも伝える。
伝えるのは技術がいる。
伝える技術があってラッキーだった。
コミュニケーションに障害があるけど言語的には障害がないから、運がいいのだと思う。
いろいろなことにお金がかかる。
個人で払うのには限度があるから、福祉にお金を使ってくれるのはありがたい。
わたしの生活を成り立たせるのに、人を全部呼ぶのに一万円ずつ払ったら破綻してしまう。
ヘルパーさん以外にも、便利屋さんを雇って、ごみを捨てるのを見守って応援してもらったり、収納をアドバイスしてもらったり、いろいろしている。
自分で何もかもしようとすると、縁ができないけれど、お金を雇って家に人が入ってもらうと、合理化されるし、縁ができるし、お話をしてもらえる。
これからも頑張って働こうと思う。人を一人雇うのには一万円前後かかるって相場観がわかってよかった。
スポンサーリンク