誰かに何かをさせるというのは、暴力になりうる。
僕は「レイプは加害者が全面的に悪く,被害者の落ち度を論うのは誤りであり人倫に反する」と考えています。
その上での質問ですが,危険を誘発する服装というものは無いのでしょうか? 「地味な服でもレイプされた例が有る」というのは,服装によるリスク上下の有無とはまた別の話だと思います。— Kentaro Uchikoshi (@ShimofusaSakai) 2018年1月18日
話を一方的にすることも暴力の一形態だ。
相手の話を聞いているつもりで、単語しか読まず、自分の話だけを延々として改めないという暴力がある。
それは被害者が読めば加害だから、やめろという話が理解できないのだ。
これは、思いやりがない、共感がないのではなくて、「国語として読む力がない」「知識を与えるべき下位の存在から言われる話がないと無邪気に心から思っている(信じるというレベルでもない)」ということだと思う。
だからといって、あなたには読む力がないようですね、といっても「あおり」みたいだし、何といっても通じないだろう。
落ち着いて文章を読んでくれと言っても、音として読むことができても、文章として、言葉と言葉とのつながりを理解できない人には何を言っても仕方がない。単語を拾ってそこから喚起されたイメージを「読んだ」と信じている人はたくさんいる。
それでも、目の前のセカンドレイプを放置しておけないから、それは加害だということを言う。
でも、当事者だと名乗れば、自分の傷を深めることになるので、当事者がすることには限度がある。
非現実的な。わたしが襲われたのはスーツ、長靴、コートのときでしたが、防犯ブザーなんて押す暇ないですよ。仕事に行ける格好ですよ。
手をまず自由じゃなくされるんですよ、当たり前でしょう?
被害者が見る場でこういう議論ができるか考えたら?これ自体が加害ですよ。 https://t.co/cdYIKXuX92— コニー(c71)#2017aug_baby (@52qt) 2018年1月19日
ほんとに、ばかじゃないの?女の人も用があって出掛けるんですよ。
用があって、そのときに、その犯罪に会いにくい服装とやらをしていけるわけ?
学校や職場、公式の場、友達と会うとき、病院に、その妄想的な被害に合わない服装を選べるとでも思ってるんですか?— コニー(c71)#2017aug_baby (@52qt) 2018年1月19日
朝起きて、着替えるときに、そうだ!今日は性犯罪に遭いたくないからこれ着てこう、制服はやめておこう、スーツもやめておこう、明日はえん性犯罪に遭ってもいいからこれきようかな?とかやると思ってるの?
— コニー(c71)#2017aug_baby (@52qt) 2018年1月19日
Twitterでリスクがどうこういうというのは、被害者の前で、リスクがどうこういうってことだよ。
あのね、リスクの話じゃなくて、被害の話なんだよ。
バカでしょ。バカで思いやりがなくて最悪だし、被害者は家でもものでもないの。
怪我して傷つくんだよ。同じではない。 https://t.co/NAEtgZcouE— コニー(c71)#2017aug_baby (@52qt) 2018年1月19日
スーツ着用を義務付けられてる会社に就職するのも、許されないんですかね。
スーツ着てコート着てるときに襲われましたけど。
スーツ着用を義務付けられてる会社に勤めること自体がリスクでもいうのか?
元ツイは、この話をよくTwitterでできる。被害者も見るんだよ。このツイ。
無神経。 https://t.co/ulpKlL8eh9— コニー(c71)#2017aug_baby (@52qt) 2018年1月19日
傲慢ですよ、それらの話には結論出てます。犯罪学にもあります。先行研究を調べてください。
その上で、その、被害にあいにくい副葬とらやらがあったとして、それをいつきるんですか?
会社にいく日?通学で?
バカな妄想を垂れ流して被害者を傷つけるのは加害だといってるんですよ。— コニー(c71)#2017aug_baby (@52qt) 2018年1月19日
言葉もないなら黙ればいい、そのうえでいうなら、わかっててセカンドレイプしているわけだから罪が重い。
女性が就学し、就業するためには、TPOにあわせた衣服を着る自由が必要だ。
しかし、それを制限する考えが生まれてくる時点で「加害者メンタル」だ。
衣服の自由を制限することで犯罪にあわないようにしろ(しかし、服装に気を付けても犯罪に会わないわけではない)と、引き裂かれた命題を一方的に与えることができると思うのは「被害者」を「下位」の存在だと思っているからに他ならない。
対等だと思っているなら、そんな無茶苦茶な「アドバイス」をするのだろうか?
男同士で「おやじ狩りにあった」「金持ってそうな格好してたのが悪い」
という会話をしたら、そいつは、正気を失っていると思われるだろう。女に関してそれをしても、「正気を失っていると思われないだろう」と思えるのは、やはり、女をバカにしているのだ。
いいですか?
それがあったとして、制服やスーツ着用を義務付けられてたり、TPOに合わせるべき場面でその服装をする機会があるんですか?
また、その服装は性犯罪を連想させますが、それが家にあることで被害者のPTSDのトリガーになることなど考慮してください。
なので、意味がないんです。— コニー(c71)#2017aug_baby (@52qt) 2018年1月19日
犯罪にあわないですむ服があったとしたら、その服を置いておけるだろうか?
そして、その服を着ていこうという日はどんな日だろうか?
通学?通勤で使えるか?
また、それを着ていたら、「女性だ」という属性がばれるわけだから、なんとしてでも、嫌がらせしようという人はいる。
男になるしか、このミソジニックな世界で、被害者にならないで済む方法はありはしない。
犯罪学の先行研究を調べればわかりますが、性暴力は自分の自信回復のためや、権力欲、などが原動力に鳴るものですから扇情的かどうか、犯罪を抑制する格好なんて一切関係ないんです。
— コニー(c71)#2017aug_baby (@52qt) 2018年1月19日
服装の是非ではなく、攻撃対象になる「性」であることが原因なのだ。
②俗に「煽情的」とされる服装がありますが,性犯罪の被害者がそれを着用していても悪いのは100%加害者です。被害者に僅かなりとも責任を負わせようという発想自体が大きな誤りです。
一方,そのことと「煽情的な」服装が被害を誘発するか否か,被害者学でいう被害(者)原因論とは別の話です。— Kentaro Uchikoshi (@ShimofusaSakai) 2018年1月19日
正確に言えば「その属性だったら攻撃していい」と社会的に容認していることが原因だ。
服装を変えれば犯罪にあわない可能性があると言い募るのは、「属性に関するイメージを社会が変えるは不可能なので、お前は努力を続けろ」という絶望的なメッセージである。
「社会を変えることは不可能だが、被害者を変えることは可能だ」
これ自体が、どうして、人を傷つけないと言えるだろうか。
被害者は、被害者になった時点で変えられる。
女性は赤ちゃんの頃から、性的対象とみなされ、性的搾取される。
だから、自分の尊厳を尊重しきって育っていない。
そのうえ、自己表現もはぎとられたらどうなるか?
性暴力が奪うのは、自分の体や、自分の心をコントロールできるという信頼である。
信頼を奪われて、「自分は自分の体をコントロールできない」「自分の体は自分のものではない」「自分は汚れている」と思わされるのが性暴力だ。
体のイメージや写真を奪われて、好きなようにされても、心が傷つくのはそれが一因である。
服装を指図されるというのは、「お前に自分の体をコントロールさせない」「男に襲われたくなければ男である俺の言うことを聴け」ということで、理屈としては性暴力と変わらない。
「社会は絶対に変わらない」というのが、こういう人たちの前提だ。
犯罪者はいなくならない、だから、被害者に努力をさせる。それが理屈であり合理的だと思っている。
犯罪者も、被害者として選ばれる属性も変えられない、属性の持つ意味も変えられない、だから、属性の中に居続けながら、それでも、被害者として選ばれないけなげな努力をしろということが、攻撃じゃなくて何だろうか?
>被害者に働きかけるのではなく、加害者にはたらきかけるべき
責任の観点からは全面的に同意です。全く悪くない女性が自由な行動を阻害されるのは少しも筋が通りません。
しかし現実,世の中には卑劣な性犯罪者(予備軍)が存在します。その腹立たしい現実に,理不尽ながら対応する必要もあるのでは。— Kentaro Uchikoshi (@ShimofusaSakai) 2018年1月19日
TPOが求められる場所は,性犯罪行為が行われる現場でしょうか。
一般的にはTPOは人の中で求められるもの,一方で人目の少ないところが犯罪現場になりますよね。仮に性犯罪被害リスクを低減させる服装があれば,当該リスクの高い場所でそれを着用することは無意味ではないでしょう。
— Kentaro Uchikoshi (@ShimofusaSakai) 2018年1月19日
この人は、ひとめがあるなら、性犯罪は起きないと思っている。
それ自体が事実誤認で、勉強不足でどうしようもない。それを指摘されてもなお、「意味がある主張をしている」と信じられるのだから、傲慢だと言われても仕方がないだろう。
家の中でも家の外でも未知でも学校でも会社でも駅でもカラオケでもプリクラでも性暴力は起きる、レストランでも居酒屋でも病院でも性暴力は起きる。道を歩いていても、妊婦でも、母親でも、年老いていても、弱いとみなされれば、暴力の対象になる。
弱いとみなされること自体が、犯罪の原因なので、社会が「この属性は弱いとみなす」ことをやめて、その属性からパワーをはぎ取ることをやめれば原因は一つ減る。
でも、それをしないで、「被害者」「女性」「公の場」で、「服装を改めろ」と言い続ける。
この話がすでに加害的なのでわたしにするのはやめろ。
— コニー(c71)#2017aug_baby (@52qt) 2018年1月19日
この人が、やめろというまで、リプライをやめなかったことから、同じ内容を三回リプライしても効果がなかったことを鑑みると、単語しか読めないという結論しか導き出せない。
リスクは、日本という社会に女と一見してわかる見た目で生まれたことだ。
だから、社会を変えることが一つしかない解決方法だ。
見た目を変えろ?それは人権侵害だ。
この簡単な話が理解できない人間が人に指図をして回ることができる。そういう自分を疑わなくて済む属性のまま、今まで生きてくれた。
それが男尊女卑のあかしだ。
この傷つく人というよりはようはわたしのことで、わたしは今傷付いてるし今やめてほしいという意味だったけど、わからないんだな。
わからなくても、やめたらいいのに。
やめろと言われたらやめたらいい。
簡単なことなのに、できないから、加害者メンタルだと言われるのだ。 https://t.co/V0WV7WDCV5— コニー(c71)#2017aug_baby (@52qt) 2018年1月19日
読めないのは仕方がないのか?でも、読めないなら黙っていてほしい。有害だから。
暴力だから。
人のニーズを満たす気もなく(話を聞かない)、自分のニーズを満たせと要求し続ける(話を一方的にする)ことができてきたんだろう。
一見、わたしも同じことをしているが、それは、相手が暴力的な言説を振りまいていることに対する対抗なので、暴力の使いどころが違うということだ。
犯罪を減らしたいなら被害者に働きかけるのではなく、加害者にはたらきかけるべき。
ほとんどの被害者が女性で、女性を選んでこうすべきと指導すること自体が性差別的であり、性加害の動機である権力の発動と同じ機構なんですよ。