新しい職場の上司は、長年、障害者採用をしてきた人だ。
だからなのか、障害者について、今まで見たことがないような考え方をする。
今日「精神障害者の人たちの中で、職場の人に配慮を求めるのは難しいという話が出るんですよ。やっぱり、ほかの人も、いわゆる普通の人も、たいへんなわけだから、余裕がないだろうし」
ということを言ったら、すごくきょとんとしていた。
「だって、知っていたら、相手のできることをしてもらうようにするでしょ?
前も、アスペルガーの人を雇ったとき、仕事が人の五倍かかる人がいて、自分なりの納得がいかないと仕事に取り掛からなかったけど、五倍かかるなりに頼んだり、納得いくように話したり、そのうえでしてもらうようにしてたよ」とのことだった。
この上司は、前の上司と違って「何をしてほしいですか?」と聞かない。
でも、わたしが仕事に慣れるまでは、出勤前に、仕事を忘れていないか、時間を間違えていないか、電話をくれたり、ほかの障害者を雇おうとするときにも、こういうサポートをする、ということを事前に説明していたりする。例えば、急な欠勤の時にも、対応するから、心配しなくていいよ、とか。
うーむ。
「いつだれが障害を持つかわからない。そういう時代でもないし」というようなことを言っていた。
障害がどう、というよりも、困っている人を見ると、どうしたらそれをクリアできるのか、考えているみたいだった。
人に対して、粘り強いというか、根気があるなあと思う。
生徒に対しても、粘り強い。
わたしも、そういう風になれるかなあ。
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