塾講師という「困りごとを解消する」仕事

塾講師というのは、人の困りごとを解消する手伝いをする仕事だと思っています。

生徒は困っているから、塾に来ます。その状態をいくらかでも「まし」にする手伝いをするのが塾講師だと思います。
塾講師は学校の教師とは立ち位置が違います。
全体を教えるのが学校だとすると、一人一人に合わせて、その子にチューニングするのが塾講師だと思います。

予備校の先生は、勉強させた気にして帰すのが仕事になってしまう場合が多そうです。
わたしは、マンツーマン、少人数制なので、勉強させた気にすることで満足度を上げることには興味がなく、本質に触れて、きちんと基礎をわかって帰すのが仕事だと思っています。

なんのためにそれをするのか、先にはどういう世界が広がるのか。
それを教えたら、子供は興味を持つので、勉強への苦痛を軽減できると考えています。

勉強に対して苦痛を感じていることも、困りごとの一つです。
だから、その苦痛を軽減する、その結果、勉強ができるようになる、自分でも知りたいと思って勉強するようになる、というのが、理想の形だと思います。

短い時間しか一緒にいられないので、自分自身でどれだけ努力できるようになるのか、努力と思わず勉強できるようになるか、それを支援するのが肝だと思っています。

勉強すると、人生が開けます。勉強する習慣が持てれば、資格も取れます。

わたしは、子供に、生きる力を持ってほしいと思います。
誰かが死ぬのは本当にもううんざりです。
天寿を全うするまで、あらゆる困難に折り合いをつけられるような、力を持てるような支援をできたらいいなと願っています。

実際には、完ぺきな人間ではないので、「まし」な状況を作れればいいなと願いながら働いています。

c71の著書

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