今日は生徒さんが、これから総合点を130点あげたいというので、びっくりして、持っていた問題集を思わずあげてしまいました。
その子は、十点台の科目もある子で、今まで、板書をノートに取ったことが一度もないのです。
それはめんどくさいからしていないわけではなく、板書をノートに取るものだということを知らないからしていなかったのでした。
そういう子を指導するのは面白いです。
このレベルの子は、暗記科目を暗記しろと言ってもできません。それは、頭が悪いからではないのです。
例えば、社会なのですが、社会は暗記科目と言っても、前後の脈絡があります。
何々が起きた、それは、こういう社会情勢があったから、という風に、普通は暗記していくものだと思います。
でも、あまりにも基礎学力がないと、そういう脈絡を理解できない、あるいは知らないので、暗記のためのとっかかりが全然ないのです。
文字の羅列にしか見えないようです。
そこをどうやって、読んでもらうのかを思案していて、「音読」を提案し、全体を把握してもらいたいと思っているのですが、なかなか音読してもらえません。
それでも、お手伝いする約束をしたので、できる限りのことはしたいと思います。
うまく行くと良いなと思います。
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