昔のことを思い出しても、別に良いことはない

昔のことを思い出して、「あれで心に傷がついた」と原因を探しても、まったく意味はない…どころか、悪影響がある。
新しい、親への恨みつらみが噴出して、日常が破壊されてしまう。

前向きなのは、前向きが良いことかはさておき、自分を快適にするために有効なのは、その原因から逃げることだ。
わたしだったら、親から逃げる、心の傷を思い出させるものから逃げることが大切だ。

そのあと、ずっと逃げていては日常生活ができないようなものに関しては、近づく努力をする。
たとえば、わたしは事件を思い出させるものがだめだった。
夜道を歩くことや、暗いところが家の中にいてもだめだったし、スーパーマッケットや、コンビニ、ATMが怖くて、汗が出て、近づけなかった。
暴露療法と言って、近づいても何もなかったんだよ、安心、だというやり方で慣れていく方法もある。だいたいのことは、避けていると不自由なので、だんだん慣れた方が良いと思う。
だけど、親は、わたしの人生を浸食してくる場合が多いので、身を守らなくてはいけない。そういう相手にする防御をしている暇があったら眠っていたい。
原因を考えずに、原因から逃げて、寝たり食べたり運動したり、自分の趣味を充実させたりすることが、一番良いと思う。

昔のことを思い出して、一日怒っている状況を三ヶ月続けていた頃、わたしは、まだ不幸だった。
でも、怒っていることを存分に表に出し、表に出すことで、体に害が及び、怒ることで元気になる場合もあるし、興奮しすぎて、体が参ってしまう場合もあることがわかった。そういう状況を経験できてよかった。
その経験を通して言えることは、昔のことを思い出しても、別に良いことはない、ということだ。

c71の著書

スポンサーリンク
広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください