おかまノート(おかま研究会(仮))
かなりまじめな話。わたしもある意味で、セクシャルマイノリティと言えなくもなくない、みたいなところがあるので、気をつけて読みたい。
何かを決めつけたり、狭く感じなくて、一人一人が自由であることや、自分の頭の中を自由にしておくことは大事だなと思う。
バンドマンとは付き合うな(澁澤怜)
は切迫した憧れが胸に迫る文章だった。少し間延びしている部分もあるけれど、違和感と気持ち悪さに向き合っていて、素敵だった。
同じく、チャット嬢をやってみた、は詳細なドキュメントで、興味深かった。
わたしもやってみたい…と思ったくらい。
いろいろなつまらない男がいる。面白い男もいる。いろいろいる。その事実が面白いな。そして、お金を払う。でも、そういう風にお金を払うことができる男はまだましなんだよな、と思ったりなんだり。(ただで、接待を求める現実の男性はたくさんいる)
練馬言葉力研究所、の無料頒布冊子
は、精神病患者ビギナーのドキュメントでした。キチガイって、しつれいだな!!!!自分に対して使っても、そういうのは!とは、思いましたが、病状が切実に書いてあり、医者とのやりとりが興味深い感じで、面白かったです。結構重病な感じでした。病気って、人によって症状が違うので、そのへんの病気さ加減だとか苦しみ加減を知るのは大好きです。
面白い話じゃなくて普通の話が知りたいんだわたしは。
シカクの本(シカク)
は、エレメカ天皇(香山哲)さん、小林銅蟲さんのコラムが目当てで買ったのですが、ザミニコミみたいな感じで面白かったです。全部は読んでいませんが、よくわからないエネルギーが混沌としていて、懐かしいなと思いました。つめられるだけつめていこう!って、最初しかできなくて、だんだん読みやすい方に流れるというか、文学フリマの初期はこうだったよねーとか思いました。
建築趣味No2 https://twitter.com/intent/user/?screen_name=tatsuoiso&lang=ja
沖縄の建物の写真が素晴らしく、解説がわかりやすい。
二冊買えばよかった…と公開しました。これはビッグウェーブがくるで!
建築にあまり興味、基礎知識がないわたしにもわかりやすく語りかけてくれて、でも、浅い感じでは決してないという揺るがない情熱を感じます。
仕事文脈
https://www.facebook.com/shigotobunmyaku
は相変わらずのクオリティ。この値段でこの中身だったらお得だよ!充実していて、他人の仕事ってどんななのか、現実づいてきて、ようやく物心ついたわたしには「お仕事」の話がびっとくるんだぜ!
犯罪者たち(レポ)
は、大学教授が犯罪者になるってコラムに引かれて買いました。
高給取りに憧れがあるので、栄華を極めた人が転落したってどういうことなの?!という興味です。
下着ドロとか、よく集めたよな…。すごい。高かったけど。1000円は貧乏人には厳しかったけど、面白そうな特集がこまごまくんであって、編集人は苦労しただろうな…すげえな…わたしこんな根気ないよ…すごい…人間はすごい…みたいな気持ちになりました。
ヤマシタケンタロウ http://ykdb.exblog.jp/ さんの
ロバ、エビ、稲妻
は本当に素晴らしい。おしゃれでちょっと可愛い文章。詩って、痛いことになりがちなんですけど、そうじゃなくて、こんな言葉の使い方があるんだ!イメージって広がるんだ、と、頭の中が広がるような感じがして面白いです。
超短編マッチ箱 タカスギシンタロ さんの 恋
前から大好きな短編集。レイアウトが素敵。文章も、短いのに、頭の中がスコーーーーン、ってなる快感があります。
文学フリマに一緒に出てくれたみじんこ洞のMinority
も読みました。相変わらず充実していて、とにかくレイアウトが見やすい。編集の才能と技術がある人は素晴らしいなと思います。