田房永子さんのラジオを聞いていたらテンションがあがった。
- 作者: 田房永子
- 出版社/メーカー: 新人物往来社
- 発売日: 2012/03/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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その上、
精神病新聞
えりこさんのブログが更新されていた。
すごいテンションあがった!面白い文章を書きたい!テンションがあがっておかしいし昨日寝てないからうまくいかないけど、書く。こういうときはおもしろいことなんて書けないと思うけれど。
えりこさんと田房さんとわたしは友だちでも全然なんでもなく、わたしが勝手にファンで面白いと思っている人だ。えりこさんのミニコミは買ったことがあるし、田房さんはわたしのブログを読んだことがあると言ってくれたことがあるけれど、でも別に友だちじゃない。
わたしたちは、同じような問題を抱えている。それはおかあさんのことだ。
わたしのおかあさんのことは、ほとんど思い出さないようになってきたけど、夢に出てきて、わたしを犯そうとしてきたり殺そうとしてきたり、する。わたしは何度も殴っておかあさんを殺す。そういう夢を見る。
わたしはおかあさんと離れて初めて自由を知りました。
そのとき、最初に芽生えたのは憎悪でした。
ああ、こんなに素晴らしいものを、奪われていたんだ、それに気づかなかったんだ、こんな長い間?!
もう取り返しがつかない、憎い憎い…。死んでしまえ!
わたしは恨みの固まりになりました。
それから、わたしはお金をじゃんじゃん使おうと思いました。あるだけ使おう。老後なんて知らない。
おかあさんは、老後のためにお金をためるのが好きな人でした。節約しすぎて病院代をくれないことがあったくらいです。
それを使おうと思ってすっきりしました。
旅行にも行ったし、年齢には合わないけど十代の子が着るような服も買った。着て、ひんしゅくも買ったけど、今でも短いスカートを履く。これは、わたしの復讐なんです。
おかあさんがかわいそうで仕方がない日もあります。でも、別の人だからどうしようもないです。勝手に幸せになってほしいと思うし、おかあさんが不幸が好きなんだったら、邪魔しないし、それもおかあさんの問題なんだ、と割り切れるようになりました。
わたしはおかあさんの幸せを痛いほど願って、それだけのためにずっと生きていました。
だから、わたしは自分が生きてきた過去の記憶がひとごとのようです。おかあさんは、わたしがどれだけ満足しても当たり前のようで決して満足しなかったです。
だから、わたしはいつも疲れていました。
病気もしていました。
おかあさんと縁を切ってから、病気にならないです。
おかあさんは、わたしが二十歳のときに、三歳児向けのおもちゃを買ってきてわたしにクリスマスプレゼントだと渡しました。
わたしはわけがわからずに泣き出しました。
そういう思い出です。
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