昔付き合っていた、恋人に、一目見てほしいけど高いからあきらめていたワンピースをサプライズプレゼントされたのに、断ったことを思い出しました。
今思うともらってあげることがよかったです。
わたしは、このことを思うと、今でも悲しくなります。
ひどいことをしました。それで、他のことが原因で、別れた後も、長い間引きずっていました。
あんなに大切にされることはもうないだろうということと、大切にしてくれる人を裏切ってしまったということと、大切にしてくれていた恋人はもういないのだ、たとえすがったとしても、わたしに同じ気持ちを持ってくれはしない、という事実を認めることができなかったのです。
自分が大事にされることが落ち着かないのです。
なんで、わたし?わたしにはそんな価値がないよ?わたしにだまされてるんじゃない?あなたはもっと価値があるから。もっと価値のある人と出会うよ、と思って、遠ざかってしまうのです。
そして、クズみたいな男とくっついていたのがわたしでした。ちゃんとしたまともな男性と付き合っても、大事にできないで、そして、距離を置かれてから、迷惑をかけるというパターンでした。
今度は、そうはなりたくないのです。
相手の人は、わたしを大切にしてくれるようです。だから、ごちそうで喜ばせたいと思ってくれてるんだと思います。この辺で一番の老舗の一番良いお店です。だから、嬉しいはずなのに怖いのです。
わたしは、今度こそ、生まれ変わったつもりで、大切にできるんだろうか?
わたしは、相手にふさわしい相手になれるだろうか?
傷つけることを恐れずに、向き合えるだろうか?
自分の気持ちばかりを優先せずにいられるだろうか?
わたしは、今度こそ、過去を言い訳にしたくありません。
過去の経験が足りなかったことも、もう、言い訳したくないのです。わたしは、この一年間で、十分自分を甘やかしました。満足するほど不似合いな若い服を着て、若いメイクをしました。わたしは、これでもういい、十分だ、十分だからこれから、年相応の振る舞いができると思いました。
そう思う直前に出会った人です。
花とケーキとディナーです。
とても緊張します。
向こうも緊張していると思います。
相手の考えていることが、こんなにもお互いわかりやすい間柄というのは珍しいと思います。
駆け引きもなくて、お互いに思っていることがわかるように、行動していて、矛盾がないです。
わたしは、前より少し成長したでしょうか。
大人になれたでしょうか。
償えるでしょうか。
わかりません。
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