そういうわけなら、あなたみたいなフェミニストはいらない。
なぜなら、あなたは「そんなことじゃ人が離れてしまうよ、フェミニストよ」と言って、女性を脅しているからだ。弱者男性がアンチになるよ、と言っているのはおどしだ。
一緒に考える姿勢があるとは言えない。
一緒に考えていこうという姿勢があるのならば、あなたをフェミニストだと言っても良い。その可能性はあった。
知らなくても学ばなくても感性がなくても、フェミニストたる、可能性はあった。
だけれども、題名に、「これがフェミニストだとしたら、弱者男性はアンチフェミニストになる」と書いた時点でだめだ。
一緒に考えていく姿勢がない時点で、人ごとだ。
自分ごととして考えないフェミニストなんて存在してはいけない。
それは、思想であり、行動だからだ。もてあそぶものではない。
ましてや、人を脅すための者でもない。
わたしは、フェミニストが共感される必要はないと思っている。
共感されるために膝を折る必要はない。わたしたちが膝を折ったそのとき、差別を受け入れてしまうのだ。
わたしたちは敗北することがある。そのときに膝を折ることもあるかもしれない。しかし、それは誰に対して膝を折ったわけでもなく、ただ、力つきただけで、また立ち上がっていくのだ。
男性も女性も生きやすい世の中になれば良い。
だけど、そうじゃない。
少子化は、男性も女性も生きにくいから起こっている問題だ。
わたしは、このように生きにくい世の中だったら、少子化が進んで、国が滅びても面白いと思う人間だが、少子化とは、この地域が、つまり日本が、住みにくいことのひとつの指標となっていると思う。
それにたいして、考えるひとつの道具としてフェミニズムがあると思う。
人が生きやすくするための道具に対して、アンチになるとは、まったく解せない。
アンチフェミニストが増えると、言い募る、そういうことをするあなたはフェミニストではない。
また、あなたは権利構造を逆転して考えているからだ。
女性の方が優遇され、男性の方が差別されていると考えているようだ。そう読めてしまう。そういう意図じゃないかもしれないが、わたしの感想は以下だ。
世界を感知する目が曇っている。
日本に、女性差別が存在せず、女性に権力があって、男性にはない、と感じるその感性において、また、知識を得ようとする姿勢のなさにおいて、行動のしなさにおいて、フェミニストではない。
行動し、考え、調べる、わからなくても、自分自身で考えていく、世界を見るための枠組みを変えていく、それがわたしの考えるフェミニストだ。
フェミニストとは何か。女性の権利について考える人のことだ。
男性が女性の権利について考えたらフェミニストだ。
だけど、このリンクで女性の権利について、また、権力の構造について考えている部分はどこか。
ない。
弱者男性の方が大変だとひたすら述べているだけだ。
女性がいかに、差別されていると述べられている部分はない。
自分自身が、フェミニストだと、人から思われそうなことをどうしても載せたくないのか。
女性も大変だと言っているけど弱者男性も大変なの、権力がある女性から弱者男性は虐げられているし逆差別があるのをわかってない!ってだだこねているようにみえる。
逆差別という言葉しか用意できないのが、この男性の限界だと思う。
今回の内閣でも女性の割合は三割を超えていない。
その時点で、政治の世界は男性社会だとわかる。
女性のホームレスが少ないのは、路上生活を送る上で、レイプの心配があるため、路上生活さえ送れない現実があるからだと聞いた。そして、女性の路上生活者もいる。だから、男性ホームレスをわざわざ引き合いに出し、男性だって、差別されていると言うのは筋が通らない。
そうしたら、わたしはこの人の言うところの、弱者女性ではないか?障害を持っていて、非正規雇用で働いているワープアだ。でも、わたしは逆差別を受けているとは言わない。わたしは、差別を受けているから、非正規雇用なのでもない。わたしは自分の体力の限界があるため、非正規雇用で働いている。選んでいる。
わたしは自分が弱者なんて思ってはいやしない。
腕力が女性よりも男性の方が多いなんて個々の辞令で見るべきだと書いてあるが、詭弁だ。わたしよりも腕力の劣る男性がいるとしたら、それは運動不足なので、多少なりとも運動した方が良かろう。男性の方が腕力がある、というのは、逆差別なのか?どうでもいいが、逆差別という言葉の意味を知らないで読むと、差別の逆だから、「優遇されている」って読めるんだけど、そんなつもりなんじゃないだろうな。
どうして、真の弱者は男性だ、ということになるのだろうか。
同じ貧乏だったら、同じくらい男性も女性も貧乏だ、と言う話だと思う。そして、男性の方が就職しやすいのはあらゆる統計が指し示しているし、男性の方が昇進しやすく、収入も高いと言うこともあらゆる統計が示している。ある属性が、収入の多寡を決めている現実が日本であるのだから、それは差別だ。
なぜ、ホームレス男性と、女性大学教授を比べる?日本における女性大学教授の人数がどれだけ少ないのか知っていてそういうのだろうか?
それを知っていて書くのなら阿呆だし、知らないで書くのなら阿呆だ。どちらにしても阿呆だ。
弱者男性、弱者男性、と連呼し、ホームレスや、弱者男性が納得しないと言うが、貧困に陥りやすいのは女性の方が可能性が高い。
雇用差別があるからだ。そして、教育の程度よりも、性差の方が、収入の多寡にクリティカルに効く、という現実もあるからだ。
出産、子育てに関しても、男性は逃げられるが、女性は逃げられない場合が多いため、それも、貧困の原因になりやすい。
わたしは弱者女性だと、自分であえて言ってもいいが、けっして、一生、アンチフェミニストにはならない。弱者男性のレベルと同じくらい、弱者女性だと、あえて言わせてもらうが、絶対に、アンチフェミニストにはならない。
個々のケースで考えるとしつこく言っているが、個々のケースで考えるのならば、弱者女性のことも考えて、ものを言ってほしいし、弱者男性とひとくくりにしてものをいうことは矛盾している。
正直に言って、おれはフェミニストなのに、このままだと弱者男性がアンチフェミニストになってしまうよ、と憂慮するようなやつは、いらない。
いらない、というのは、わたしの世界において存在しなくていいということだ。違う世界線に存在してください。
それは、男女同権とは関わりなく、頭が良くないやつがどこにも存在しており、そういう人が、甘えた根性で、わかってもらえないと敵になるよ、という時点で、男女同権論者じゃない、というのを語るに落ちていると言うところで見物だった。
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こんばんわ。
気になったので書き込みます。
この問題の難しいところは「実際の能力差によって男女の雇用に差が出ているのか」、それとも「それ以外の不要な要因で差が出ているのか」の区別が難しいところにあると思います。
まず、性差は存在します。力仕事に男性の方が採用されやすいのは単なる能力差です。男性並みに腕力がある女性を「女性だから」という理由で採用しないのは差別か、というと難しいです。男性の方が一般的に腕力が強い傾向にあり、職場環境が男性が働くことを前提に整えられているために女性を雇うことが困難であるので差別とは言えない面があると思います。一般的に女性の方が雇われやすい職種にしても同じです。
他に男性の方が空間能力に強かったり、女性の方が細やかな感情に敏感であるなどとも言われていますが、あくまで傾向です。ですが、傾向を元に環境は整えられていきます。傾向を度外視して男女の平等という点だけで論じるのは無意味だと思います。あと、男女平等の言論が度を越えて蔓延することで、能力不足による不採用を「男女差別だ」と訴えることができるというややこしい問題も生じます。
当たり前のことでしかも長文ですが、本当の平等に近づけるといいなと思います。
コメントありがとうございます。
わたしは、男性に能力がなく、女性の方が能力があっても、採用されない例があるなあ、と思っています。
また、それは、最適ではないですし、まあ、どちらかというと、能力がなくても働けるのが一番だなあと思います。
傾向が生得的なものなのか、後天的な者なのか、というと、後天的な環境から来たものが大きいと思っています。
社会は、男性が過ごしやすいように設計されているので、その傾向を見逃していると、いつまでも女性が過ごしやすいような社会に設計する、という舵取りができないんじゃないかなあと思います。
Sadile1さんのことをリンク先の人と同じだと思っているわけじゃないし、ただ、意見が似ているところと違うところがあるなあと思います。
また遊びに来てくださいね!
お返事ありがとうございます。
僕も身近な人の例から、確かに女性の方に不利な傾向があるな、とは感じていますが、僕はやはり男性なので女性の方が実際に感じてるのと同じ重さで考えるのは難しいかもしれません。無自覚に差別的な要素が含まれていたら申し訳ないです。
たぶん、女性の方の見えない圧力や不遇などを肌身で感じとるのは自覚的でないとできないと思います。なのでこの記事は参考になります。
いえいえ、お気遣いありがとうございます。内容もですが、C71さんの文章?文体が好きなので、どんな記事でも楽しんで読ませていただいています。ありがとうございます。
ああ、伝わって良かったです。
話を蒸し返して申し訳ないので、読み流してけっこうなのですが、今起きていることは能力不足の男性が優先的に雇われているのではないか、という疑問、疑念があるのです。
Sadle1さんの
>僕はやはり男性なので女性の方が実際に感じてるのと同じ重さで考えるのは難しいかもしれません。無自覚に差別的な要素が含まれていたら申し訳ないです。
このような内省的な態度は非情に好感が持てております。素晴らしい考えだと思います。
実際に感じているのと同じ重さで考えるのが難しい、と思ってくださるだけで、十分だ、という気持ちもしております。それが共感の始まりだと思うからです。
わたしはこのコメントを読んで、世の中捨てたものじゃないと、感動しました。
ありがとうございます。
わたしこの文章「男は男として生まれた原罪を背負って死ね」としか認識できないんですが、何か間違っていますか?
あと、人生において職業とかお金とか、そういうのだけが重い比率を占めている、
みたいな発想、ちょっと違うんじゃないですか?
わたしにとってはそれより性愛のほうが重要な気がしますし、
ところがわたしは生まれてこの方恋愛などとまったく縁がありませんでしたので
(女性からするとあまり想像できないかもしれませんが、男性ならよくあります)、
性愛に対する難易度が男女でかなり違うことは職業差別と同程度には
深刻な差別問題だと思うんですよね。
id:c71さんだって「普通に恋愛している」のですから、
性愛の人生における重要性はわかりますよね?
(さらに、性愛と縁がなければ、家族を営んだり子どもをもうけたり
ということからも自然と除外されますから、
年齢を経るごとに性愛を手に入れられない苦しみは増大していきます)
結局アンチフェミになる人(わたしも含めて)というのは、「性愛と縁がない」
という個々人の現実に起因するところがかなりありますし、
それに対して(たとえば著名なフェミニストである上野千鶴子さんのように)
「努力しなかったからだろ、コミュ力鍛えろ、さもなくば自慰して死ね」
などと突き放すのは、経済的弱者の立場に甘んじている女性に対して
「仕事はいくらでもある、女なら風俗もあるだろ」などと突き放すのと
同程度にはマッチョだと思います。
性愛を得られなくて苦しんでる女もいる
という視線をお忘れなき用に
「性愛は二の次」も「性愛があれば最低限の尊厳は得られる(だから恵まれてる)」
どちらも自分の目線でしか見てない世界
うちの店の近くくればタダでやらせてあげるよ
>>権力がある女性から弱者男性は虐げられているし逆差別があるのをわかってない
誰もそんなこと言ってねーだろ
弱者男性を虐げるのは強者男性だよ
女性が差別される社会を成立させてるのも強者男性だ
ところがあんた達フェミは大抵の場合
>>わたしよりも腕力の劣る男性がいるとしたら、それは運動不足なので、多少なりとも運動した方が良かろう。
この発言のように「弱い男は努力が足りない」論で弱者男性の方を攻撃する
それで”男性も女性も生きやすい世の中になれば良い”とかどの口がほざくんだ
弱者男性が何を訴えようが”甘ったれた根性”で”駄々をこねてるだけ”で封殺じゃねーか
そうじゃなくて、たいていの男性はわたしよりも腕力が強いと言うことをいいたかったです。
そこはもうしわけなかったです。
おっしゃる通りのところがあり、うなづきました。
強者男性に弱者男性も訴えれば良いと思います。
フェミニズムはやっぱり根本的に女性を助ける思想だと思います。
なんでフェミニズムは女性のみを助ける思想だと限定するの?
弱者女性を虐げる男も入れば、弱者男性を虐げる女もいる
アンチフェミニズムの人は、フェミニズムを男女で分けることで男性からのフェミニズム理解が難しくなると言いたいんじゃない?
フェミニズムは女性を助ける思想だ‼︎ 男の差別は後回し‼︎女の被害の方が深刻‼︎でも男はフェミニズムを理解しろよ‼︎ ではアンチフェミニズムが発生するのも当たり前じゃない?
この人はフェミニズムは社会で虐げられている人に男女で差別せず、皆を救う思想にしようと言ってるんでしょ。
それを 私は弱者女性だけどアンチフェミニズムにはならない‼︎って言うのは話が的外れだよ。
この人は、弱者男性の理解がなくなることに警告してるんだから。
僕もこの意見には賛成で、むやみやたらに男女で分けると色々問題があるじゃない。僕は知識はないけど、差別ってのはこういう所から発生するんじゃない?
フェミニズムが人を救う思想なら、女も男も救おう‼︎という器のデカイ所があってほしいな。
むやみやたらに男女を分けるのは良くないですね。
ジェンダーの問題って、あって、それをなくすには、女性の抑圧の問題を考えなくてはならず、それと同時に、男性の抑圧の問題も考えないといけないなあ、と思います。
《フェミニストの方向性分析》
与えられた条件
①フェミニストは、男性による特定の行為を制限したいという願望を有する。(論法)『女性にとって、男性の特定の行為は不快である。』
②フェミニストは、男性による女性らしさという価値観の押し付け、または刷り込みに対して嫌悪しており、この価値観から女性を解放したいという願望を有する。(論法)『現代社会における女性らしさは男性によって強制されたものであり、その現実の内在化である。』
①→共感と反論
男性の特定の行為は、女性にとって不快となり得る。という意見には共感できる。私は女性ではないが(一意見)個人的に反対の立場になることがある。だが、不快になるからといって、すべての女性が不快になる訳ではないことには留意すべきだ。
また、『合意』こそあるべきなら、判断する対象もまたそこに存在しなければならないのも事実。強姦などの行為が犯罪行為として禁止され、また守られている場合において、問題は行為云々ではなく、女性にとって嫌とされる声掛けなどの行為後に、嫌か良いかを意見する権利があるかどうかである。
(留意点)
フェミニストは一意見を女性全体に適用し、判断の対象となる行為の発生自体を抑制しようとしている。つまり、不利益を被る女性がいる可能性を含んでいるにもかかわらず、それを隠蔽している。一価値観による選択性合理システムの否定。
②→共感と反論
男性らしさ、女性らしさについては双方がそれを押し付けて要求する場合がある。私もよくパートナーに男らしくシャキッとしろと言われる。それは、押し付けであると同時に、役割であり、それが良い場合があるからである。つまり、男女らしさを排除するということは、男女らしさによって得ていた恩恵を失うということであり、不利益を被る可能性のある人間がそこに存在するということである。
また、女性らしさを定着化させ恩恵を感じ幸せに生きている人間にとってはまったく大きなお世話であり、女性らしさを不幸に感じている個人(一意見)による、まったく関係ない個々の女性に対する否定である。女性らしさが嫌なら、誰かを巻き込むのではなく、自分の名前で自分の声で《自分自身を救うために言葉を発する》べきである。
(留意点)
フェミニストは、恩恵の有無に関係なく、また個々の場合、個々の小集団において解決されるべき事案であるにもかかわらず、社会全体から女性らしさの押し付けや刷り込みを排除しようとしている。
フェミニストの方向性分析
1.フェミニストは男性や、男性社会に対して攻撃性を有する。
2.フェミニストは単純に男性や男性社会を批判、攻撃しているのではない。男性との関係において順応している女性に対して自覚なき劣等感を持っており、目の前から消してしまいたいという衝動を持っている。ルサンチマン。
なんにしても、他人よりも、自分自身の幸福の為に行動すべきではなかろうか。
女性の可能性を広げる意味でのフェミニズムには賛成だが、自分たちの意見を一般論と偽り、他者の行動を制限し女性の選択肢《可能性》を制限するフェミニズムには断固反対。