正しくなること、良くなること

正しくなる、というのは日々の積み重ねで、大きなことじゃない。

わたしは普通っぽく見せるために、方々にアンテナを張っているつもりだ。
普通っぽくするために払っている犠牲の量が大きいから、他のことができない。
わたしの容量は普通くらいだと思うけれど、普通っぽくいるために、少なくなっている。
でも、そのことは外からは見えないから、単に普通の人が出来ない怠け者に見える。

一人だったら、仕事を頑張っていれば、生きていける。
一人じゃないように生きるとしたら、わたしが今より頑張るか、説明して、わかってもらって、あきらめてもらうか、どちらかしかない。

一人なら、正しくなんてなりたくない。良くなりたくない。
わたしは、今のままでいたい。
少しずつ、わたしの時間のスケールで変化したい。
要求されることはわたしに採って素早すぎて、ついていけない。
ひとつクリアすると、次の要求が来るような気がして、直しても、直しても、永遠に言われ続けるような気がする。
折り合いが付けられない。
どこかであきらめてもらえれば、楽になれるんだろうけど。
わたしは迷惑行動も少ないし、どこかで、勘弁してもらいたい。
そう思っているけれど、それじゃダメなんだろう。
かといって、誰かに何か言われたくはない。

今日恋人に、前から買っていた、リネン百パーセントのジャケット風のカーディガンをプレゼントした。
銀色で、肌触りが良くて綺麗だ。
SHIPSだけど、古着だけど、でも綺麗だったから、上げた。
喜んでくれたかどうかわからない。
わたしにできることはほとんどない。

わたしはとても落ち込んでいるけれど、昨日のことはもうすんだのだろうか?
嵐の後の静けさなんだろうか?
わたしは笑っている。だけど、本当は笑っていていいのか、わからないのだ。

c71の著書

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