つらいことを見つめる力

大人の発達障害の人はつらいことを「つらい」と理解する力が奪われている。
おともだちのうさぎちゃんにわかってもらえてうれしかった。

別に我慢しているつもりもなくそういうものだと思っているけど、常につらい状態なのを、見つめることができてない。
気づいてないから。
それで、体力をすごく奪われている。

私は「散らかった部屋」にすごく体力を奪われていたけど片付くまで知らなかった。
お掃除ロボを買うまで掃除機がすごく苦手だということも知らなかった。
知るといろいろ世界が変わる。

ぴかっと。

ブログをやっていて、そういう情報を発信するとすごく感謝される。
お買い物は、特に衣料品はうさぎちゃんの受け売りなのだけど、自閉症じゃない定型の人の知っている情報を横流しするだけで、自閉症の人はとても助かる。すごい。

わたしたちはつらいことを言語化することにたけていない。

怠けているわけじゃなくて、どうしたらいいのかわからないし、わからないことがわからない、スタートにも立っていないし、そもそも生きる力を二次障害で奪われていることも多く、快適にするためのお金もない。貧困もある。
自閉症の人の貧困問題は大きい。

だから、快適に生きることがものすごく難しい。

定型の人が工夫していることや、探せることを探す気力もない。でもそれは怠けていたり、馬鹿だったり、「ピュア」だったりするからじゃない。
一生懸命頑張っているけど情報から遮断されているの。
店舗型のお店に行かないとランダムな情報は入らない。今こういうものがあるとかはネットよりも実店舗のほうがぎゅっと凝縮されている。
でも、そういう場にいけないのだ。

つらいことをつらいと知って、見つめて、分析して、対策を立てるということはなんとたいへんなことか。
漠然とつらい、死にたい、苦しいとしか思えないことが多くて、ヘルパーさんや友達に助けられてようやく、情報を発信するところまで来た。

ほんとうに、いろいろな人に感謝するしかない。
だから、それを世の中に返していきたい。

c71の著書

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