戦い方を教えたい

子供には、戦い方を教えたいと思っている。
二つの戦うための方法がある。
知識を得るための方法を教えること。イエス、ノーを主張すること。
この二つが大事だ。

高校生は、中学生時代、暗記科目だった理科を、どうしてそうなるのかを学ぶようになる。
たくさんの科目を知ることについて、批判もあるけれど、いろいろな知らなかった分野について触れる機会を与えることは大事だ。
思い込みで、嫌いだと思っていたことを好きになる可能性もある。職業の可能性も広がる。
聞いているだけだったとしても、忘れたとしても、勉強の仕方を知っていたら、新しいことや知らないことを学びたいとき、ためらわなくて済む。
自信がないからあきらめる子供が多い。

理系の職業に就きたい女の子がいる。わたしの就職活動をしていた時、エンジニアとしては、おんなだからと言われて、とってもらえなかった。
今はどうなのかわからない。

女の子に対して、どうせ報われない社会なのだから、がんばるよりも、ほどほどにしておいて、適当にしたほうがいいとうっすらと思いながら指導する大人がいる。
それも、きっと、生き方としてはあるのだろう。
でも、心が死んでしまうことを、みんな確かに知っている。
がんばれと背中を押してもらいたい女の子も多い。だから、わたしは、面白いよ、勉強は楽しいよ、という。
生徒さんは、新しいことを知ったり、世界を深く知ること自体は、なぜかわからないけど、楽しい、と言ってくれる。

女の子が怒ることを妨げる文化もある。
嫌なものは嫌だと言っておいたほうがいいと、わたしはいう。
嘘をついて、自分をごまかして、いい人ぶって、敵を作らなかったとしても、ふとした時に本音を漏らしたら、「裏切られた」と言ってくる人は多い。
だから、それよりは普段から怒るときは怒って、嫌なことは嫌だということを、大事にしたほうが、敵は多くなるけれど、気の合う友達はできやすい、ということも、わたしは言う。

権利を国に対して主張することは義務だという話もする。

知識と行動があれば、戦いやすくなる。
知識がなくても、心があればもちろん戦える。
戦い方を教えたい。

c71の著書

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