ゾンビは恨みを抱えない

ゾンビみたいなわたしは、十時に寝たのに、一時半に起きだしてブログを書いています。
睡眠の質が下がっています。
気にかかることがあるせいです。それは、仕事のクレームです。
緩まないので、また、マッサージに行くかなあ。

それでも、ゾンビにはいいことがあります。
過去の恨みを思い出さないことです。ゾンビは現在に生きています。万歳。

わたしは、自分の母に対する恨みつらみが強いです。
でも、今はそんなことを考える時間がめっきり減りました。
今まで人生を奪われていて、しかも、そのことを考えているから、今の時間も減っていくという間抜けた負の連鎖がなくなりました。
年を取って図々しくなったのか、薬が効いているのか、今が充実しているのか、なんなんでしょう?

今まであったことをひっくるめて、全部わたし!という感覚なのです。

バカなのもアホなのも間抜けなのもわたし、逃げられなかったのもわたし、親を恨んでいるのも、元恋人に執着しているのもわたし、生徒さんに好かれているわたし、仕事が楽しいわたし、それ以外はゾンビみたいになっているのもわたし、介護保険を使ってヘルパーさんを頼むということを思いついた勇気あるわたし、勉強もするし、病気と共存する英雄みたいなわたし、みんなわたしという感じです。

船で渡っている船頭のわたし、だから、川に流れているものは、全部えいやって、やってないと転覆するから、バランスだけ鋭く観察するという感覚なのです。
だから、見てみぬふりはしていないけど、でも、転覆はしていないし、進んでいる感触がある、という感じです。

こんな日が自然にやってくる日が来るとは思っていないくらい、親の事情について、ぐるぐる考えていたけれど、やっぱり、今を生きるゾンビは恨みを抱えないものなのです。

c71の著書

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